ごりゅごさんからもらったコメントがきっかけでした。Obsidianのプラグインを自分で作ってみたら、という話です。それまでプラグインの自作なんて自分には縁がないと思っていたんですが、ふと今年のテーマにしている「セーブポイントを作る」という言葉とつながりました。一回作ってみたら、今後の自分にとってのセーブポイントになるかもしれない。そう思ったら妙に刺さりました。
どんなプラグインが自分の役に立つのかも分かっていないし、そもそもObsidianのVault上に作るのか、GitHubにリポジトリを作ってそこからやるのかすらも分かっていない。それでも、自分で作ったものが動くところを見るとアイデアが出てくることがあるんですよね。過去にパッドのビジュアライザーや妻の勤怠管理アプリを作ったときもそうでした。とりあえず今日はGitHubのリポジトリだけ作ってみようかな、というところからのスタートでした。
その日の夜、5分のつもりで触り始めたプラグイン作りが楽しすぎて時間が溶けました。正確には「楽しすぎて」というより「上手くいかなすぎて」なんですが、気づいたら夢中になっていて。それでもその夜のうちに、とりあえず動くものができました。仕事用のタスクリストから項目を選んで、今日のログに展開するようなプラグインです。UIは微妙だし要改善だけど、自分で使う分にはちょっぴり便利になったはず。この「自動化」が良いことなのか悪いことなのかも分からないまま、使いながら改善していこうと思いました。
翌朝、5時過ぎに目が覚めました。昨日の思いつきをそのままClaude Codeに投げる。相談ベースで進めるのが面白い。開発中はホットリロードがないと不便だなとか、開発用とリリース用のリポジトリって分けるものなんだろうかとか、分からないことだらけなんですが、それも含めて楽しいんですよね。
そうこうしているうちに、ちょっとおかしなことが起きました。プラグインを作ったことで、Obsidianでのタスク管理が楽しくなってしまったんです。「いかん、仕事が遅れる。一回忘れるぞ」と自分で書いているくらいには楽しくなっていました。
ちょうどその頃、OmniFocusで1週間ほど放置していたタスクがありました。メモ欄にどういう判断をしたかのログを書いていたんですが、これそのままObsidianでやったら良いんじゃないか、と気づいたりもして。
子どもとカービィをやっていたら長男もやりたいと言うので、バトンタッチして仕事に戻りました。でもその仕事、半分くらいは自作プラグインの挙動確認がメインだったりします。クリーンナップも動いて、こりゃ気持ち良いな、と。
そして、はっきり書き残していた一文があります。「自作プラグインの挙動を確かめるために、お仕事タスクを消化したい衝動に駆られる」。仕事をこなしたいからプラグインを作ったんじゃなくて、作ったプラグインを使いたいから仕事をこなす。完全に逆転しています。でも、おかげで仕事も捗るし楽しい。
翌日も改修は続きました。4時台に目が覚めて、今朝も昨日の続きでチェックボックスの同期機能をいじる。寝る前に指示を出しておいた分でClaude Codeのセッションを使い切って、追加で$2.26課金されていました。おかげで寝ている間に概ね希望していた仕様はできていたけど、同期するときとしないときがあるバグが残っていて。何度か実際に操作してみたら原因が分かったので、それを投げて直してもらいました。
——そして今、3ヶ月くらい経ちました。
あれだけ毎朝いじっていたプラグインは、今では全然改修していません。でも、ほぼ毎日使っています。当たり前になりすぎて、「プラグインのおかげで仕事が捗る」という感覚はもう無くなってしまいました。空気みたいなものです。
ただ、仕事関連のログは、導入前に比べて圧倒的に増えた気がします。あの衝動はとっくに消えたけど、衝動が消えたあとも残ったものがある。作って良かったな、と思います。