3ヶ月ほど前に、Obsidianのプラグインを自作しました。
作った直後は毎朝のように改修していましたが、今はほとんど触っていません。それでも、プラグイン自体はほぼ毎日使っています。自分の中では当たり前になりすぎて、「このプラグインのおかげで仕事が捗っている」という感覚すら薄くなってきました。
でも、仕事関連のログは明らかに増えました。
このプラグインがやっていることは、そんなに複雑ではありません。デイリーノートの中にある「お仕事関連タスクリスト」からタスクを選んで、その日の「お仕事関連」セクションに展開するだけです。
たとえば、タスクリスト側にこう書いてあるとします。
# お仕事関連タスクリスト
- 案件A
- [ ] ページの表示調整
ここからタスクを選ぶと、今日のログ側にこう入ります。
# お仕事関連
## 案件A
- [ ] ページの表示調整
これだけです。
でも、この「これだけ」が自分にはかなり効きました。
タスクを選んだ時点で、その仕事について書く場所ができます。作業中に何を判断したのか、どんな返信をしたのか、どこで詰まったのかを書ける。仕事を終わらせるためのタスクと、あとで読み返せるログが、自然につながるようになりました。
もう一つよく使っているのが、チェックボックスの連動です。ログ側でチェックを付けると、タスクリスト側のチェックも変わります。逆もできます。
タスクリストとログを分けると、普通は二重管理になります。でもチェック状態だけでも連動してくれると、だいぶ気が楽です。中身はただのMarkdownなのに、必要なところだけ少しアプリっぽくなる感じがあります。
完了したタスクは、クリーンナップコマンドでタスクリストから消します。タスクリスト側からは消えるけれど、作業ログ側にはその日の記録として残ります。
この分かれ方が、使っていて一番良かったところかもしれません。
タスクリストは「まだ残っていること」を見る場所。作業ログは「その日にやったこと」を残す場所。このプラグインは、その2つをつなぐだけです。
一方で、作ったけど全然使っていない機能もあります。
たとえば「タスクリストに項目を追加」するコマンドです。テキストを入力して、どの親タスクの下に入れるかを選ぶ機能まで作りました。選択中のテキストを複数行まとめてタスク化することもできます。
でも、今は全く使っていません。
タスクを追加するときは、普通にVim操作でヤンクして、ペーストして、行を書き換える方が速かったからです。ここはプラグインで便利にするより、ただのテキスト編集の方が自分の手に合っていました。
これは失敗というより、作ってみたから分かったことでした。
自動化した方がいい作業と、普通に手で編集した方がいい作業がある。自分でプラグインを作ったことで、その境目が少し見えた気がします。
導入前後のデイリーノートをざっくり見比べると、「お仕事関連」に書いている量は増えていました。特にチェックボックス付きのタスクは、ざっくり数えて1日あたり1個台から6個台くらいに増えています。
もちろん、これだけでプラグインの効果だとは言えません。その時期の仕事量も違います。それでも、タスクを選ぶとログを書く場所ができるようになったことで、仕事の記録を残しやすくなった感覚はあります。
今も使い続けているのは、タスクをログに展開する機能、チェックボックス連動、クリーンナップの3つです。逆に言えば、それ以外の機能はなくても困らないのかもしれません。
ただ、その3つだけで十分でした。
仕事のタスクを選ぶ。今日のログに場所ができる。終わったらチェックして、タスクリストから片付ける。やっていることは小さいけれど、この流れができたことで、仕事の記録がかなり残りやすくなりました。
便利なプラグインを作ったというより、自分が仕事ログを書き続けるための小さな補助輪を作った、という方が近いのかもしれません。